採用情報

鉄筋ジャバラユニット工法とは

『省力化と工業化の推進に向けて』

鉄筋ジャバラユニット工法とは

評価されているポイント  

特殊なゴム付結束線を使用することにより、工場にて大部分の組立て作業を行い、ユニット化した部材(梁・柱等)を折り畳んだ状態で現場まで運搬し、取付ける画期的工法です。

 

 


物件における採用理由・・・

①工程が厳しいため地組工法が不可欠であるが場内ストックヤードがない
②現場労務の削減
③工程管理の簡略化と工程短縮を図る
④基礎工事中、常に整然とした現場環境を整える。
⑤高所作業をなくす

結果・・・・

~管理サイドの声~

メリット デメリット
  • 工程短縮(2日/工区)
  • 復元場所の最小限のスペースで施工可能。
  • 人員配置が明確で役割分担がしっかりしている。
  • 高所での作業時間が少ない
  • 現場が常に整然とする
  • 地組架台の用意が不要
  • 配筋検査が容易
  • レベルconの精度がそのまま品質に影響する
  • 仮設ブリッジの架け替えが発生する
  • 梁のSTP形状の溶接閉鎖型への変更が必要

サイクル工程 サイクル工程  

 

 

 

 

  ~他社施工作業員の声~

メリット デメリット
  • 手配人員の事前把握が容易
  • 固定人員で作業ができ、無駄のない人員配置が出来る
    (生産性が向上する。)
  • 個々の歩掛りの向上
  • ユニット材なので仕分けが容易。(整理がしやすい。)
  • 日々の進捗に合わせたユニット材の手配調整が必要となる
  • A級継手が必要
  • 現場の受入環境(重機使用調整)で作業効率が大きく決まる

Q工場での事前検査が可能なため、配筋間違いがない。
主筋の配列、STPピッチの適正確保される。


C各種の合理化提案により、トータルコストの削減が見込める
ジャバラユニット工法・地組み工法比較(例:基礎約1,000tの物流施設)

項目 内容 削減金額 備考
ジャバラユニット工法 地組ヤード用揚重機 -2,300,000
ジャバラユニット工法 地組用組立架台 -1,324,000 ※リース料4台×@4,000×78日+運賃
ジャバラユニット工法 横持ちトラック -1,400,000 40台×@35000
ジャバラユニット工法 工期短縮(2日×工区) 0 9工区×2日=18日
ジャバラユニット工法 FG・FB梁STPの高強度化・閉鎖型化 -3,300,000 MKフープシュミレーションによる
合   計 -8,324,000

※上記地組架台リース料は下記項目にて必要部材の拾い出しを行い、リース見積を取った上で試算した結果です。
単管パイプ,兼用自在クランプ,直線ジョイント,固定ベース,鳥居型建枠,棒ジャッキ,ブレス,手摺枠,布板止め,布板グラビトロック、道板

労務:(加工+現場)労務=1.1t/人    在来現場組:0.8t/人


D特約店ネットワーク(関東工業会)による分散生産体制により
繁忙期にもユニットの安定供給が可能


S加工場でのユニット組みも、平坦場所で施工出来るため、足元環境が整う
梁上フカシも梁ユニットに含めたため、梁上での配筋作業が少なくなる


E現場地組と比較し、相番揚重機、横持移動トラックが不要となるため、
その分Co2排出量を削減できる


工業化・ユニット化の更なる推進に向けて

Ⅰ.ユニット化の比率を高める設計(柱仕口の過密配筋の緩和)
Ⅱ.ジャバラユニットの分離発注(例:RCSSにおける柱ユニットの分離発注)