『省力化と工業化の推進に向けて』
鉄筋ジャバラユニット工法とは
特殊なゴム付結束線を使用することにより、工場にて大部分の組立て作業を行い、ユニット化した部材(梁・柱等)を折り畳んだ状態で現場まで運搬し、取付ける画期的工法です。
物件における採用理由・・・
①工程が厳しいため地組工法が不可欠であるが場内ストックヤードがない
②現場労務の削減
③工程管理の簡略化と工程短縮を図る
④基礎工事中、常に整然とした現場環境を整える。
⑤高所作業をなくす
結果・・・・
~管理サイドの声~
メリット | デメリット |
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サイクル工程
~他社施工作業員の声~
メリット | デメリット |
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工場での事前検査が可能なため、配筋間違いがない。
主筋の配列、STPピッチの適正確保される。
各種の合理化提案により、トータルコストの削減が見込める
ジャバラユニット工法・地組み工法比較(例:基礎約1,000tの物流施設)
項目 | 内容 | 削減金額 | 備考 |
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ジャバラユニット工法 | 地組ヤード用揚重機 | -2,300,000 | |
ジャバラユニット工法 | 地組用組立架台 | -1,324,000 | ※リース料4台×@4,000×78日+運賃 |
ジャバラユニット工法 | 横持ちトラック | -1,400,000 | 40台×@35000 |
ジャバラユニット工法 | 工期短縮(2日×工区) | 0 | 9工区×2日=18日 |
ジャバラユニット工法 | FG・FB梁STPの高強度化・閉鎖型化 | -3,300,000 | MKフープシュミレーションによる |
合 計 | -8,324,000 |
※上記地組架台リース料は下記項目にて必要部材の拾い出しを行い、リース見積を取った上で試算した結果です。
単管パイプ,兼用自在クランプ,直線ジョイント,固定ベース,鳥居型建枠,棒ジャッキ,ブレス,手摺枠,布板止め,布板グラビトロック、道板
労務:(加工+現場)労務=1.1t/人 在来現場組:0.8t/人
特約店ネットワーク(関東工業会)による分散生産体制により
繁忙期にもユニットの安定供給が可能
加工場でのユニット組みも、平坦場所で施工出来るため、足元環境が整う
梁上フカシも梁ユニットに含めたため、梁上での配筋作業が少なくなる
現場地組と比較し、相番揚重機、横持移動トラックが不要となるため、
その分Co2排出量を削減できる
工業化・ユニット化の更なる推進に向けて
Ⅰ.ユニット化の比率を高める設計(柱仕口の過密配筋の緩和)
Ⅱ.ジャバラユニットの分離発注(例:RCSSにおける柱ユニットの分離発注)